PR
自分のこれまでの経験を振り返り、
「これならブログに書けそうだ」
と思えるものを見つけた。
ところが、いざ記事を書こうとすると手が止まってしまう。
「この経験をどうやって記事にすればいいんだろう?」
あなたも、そんな状態になっていないでしょうか?
経験が見つかっても、それをそのまま書けば記事になるとは限りません。
自分にとっては価値のある経験でも、読者にどう届ければよいのか分からず、文章にできなくなることがある。
では、自分の経験をブログ記事として形にするには、どこを見ればよいのでしょうか。
この記事では、あなたの経験から見つけた強みや価値を、ブログ記事につなげるための考え方を3ステップで解説します。私は靴の販売員として働いてきた経験があるため、この記事では靴販売や接客の経験を具体例として使います。
ただ、同じ経験を持っている必要はありません。
私の例をそのまま当てはめるのではなく、「自分の仕事や経験なら、何が当てはまるだろう?」と置き換えながら読み進めてみてください。
経験を書いているのにブログ記事にならない3つの理由

経験は、記事を作るための大切な材料です。
ただし、材料をそのまま並べただけでは、読者にとって役立つ記事にはなりません。
ここでは、経験があるのに記事として形にならない理由を3つに分けて整理します。
理由1:自分が伝えたいことと読者が知りたいことは違う

自分の経験から考え始めると、
「私はこんな仕事をしてきた」
「こんな失敗をした」
「こんなことを学んだ」
と、自分が伝えたいことに意識が向きやすくなります。
もちろん、それらも記事を書くための材料です。
しかし、検索して記事を読む人が最初に知りたいのは、書き手の経験そのものとは限りません。
たとえば、過去の販売の仕事で「お客様にたくさんの商品を見せても、かえって選べなくなる」という経験がありました。
私にとっては印象に残っている経験でも、読者が知りたいのは、その思い出ではありません。
「選択肢が多すぎて決められないときは、どうすればいいのか?」
という自分の悩みです。
経験は、読者が抱えている悩みと結びついたときに、初めて「自分にも役立つ情報」へ変わります。
理由2:経験談だけでは読者は行動できない

経験談には、実際に体験した人だからこそ書ける価値があります。
一方で、
「私はこうしました」
「こんなことがありました」
だけで終わると、読者は自分の場合にどうすればよいのか判断できません。
必要なのは、経験の中からほかの人にも使える部分を取り出すこと。
たとえば、
「10個の商品を紹介するより、お客様の希望を聞いて候補を3個に絞ったほうが選んでもらいやすかった」
という経験がありました。
ここから、
「選択肢を増やすことが、必ずしも親切とは限らない」
「相手が判断しやすいところまで情報を整理することにも価値がある」
といった考え方を取り出せます。
これなら、自分だけの思い出ではありません。
経験から得た気づきを読者が使える形にすることで、体験談から一歩進んだ情報になります。
理由3|「誰のどんな悩みを解決するか」が決まっていない

強みや気づきを見つけても、それだけでは記事の方向は決まりません。
同じ経験でも、誰に届けるかによって役立ち方が変わるからです。
たとえば、「相手の話を聞いて選択肢を整理する」という力があったとします。
商品選びに迷っている人に使うこともできますし、ブログのテーマを決められずに悩んでいる人に応用することもできる。
つまり、経験から強みや価値を見つけるだけでは、「何について書くか」までは決まりません。
その経験を「誰に役立てるのか」が決まって、初めて記事の方向が具体的になってくるのです。
接客経験は「相手を見る力」としてブログでも活かせる

この考え方は、特別なブログの知識ではありません。
接客の仕事を振り返ってみると、私自身も「誰に役立てるのか」を考えることを、日々の接客の中で繰り返していました。
接客では商品をすすめる前に「お客様」を見る

接客では、商品について詳しいだけでは十分ではありません。
同じ靴を探しているお客様でも、
「仕事で長時間履きたい」
「歩きやすさを優先したい」
「デザインを重視したい」
では、提案する内容が変わります。
だから、商品をすすめる前に相手を見ます。
何を探しているのか。
何に困っているのか。
何を基準に選ぼうとしているのか。
相手の状況が分かって初めて、自分の商品知識や経験の中から必要なものを選んで提案できます。
ブログでは経験を書く前に「読者」を見る

ブログでも、自分の持っている経験を全部伝える必要はありません。
接客で商品だけを見るのではなくお客様を見ていたように、ブログでも自分の経験だけを見るのではなく、その経験を読む相手にも目を向けます。
自分にとって大きな経験だから書くのではなく、その経験が読む人にとってどんな意味を持つのかを考える。
接客で身につけた「相手を見る」という考え方は、ブログでも活かすことができます。
経験を読者の悩みへ翻訳する3ステップ

ここから使う材料は、あなたがこれまでの経験から見つけた「強み・価値」です。
一度にいくつも扱う必要はありません。
まず一つだけ選んで、読者の悩みまでつなげてみましょう。
STEP1:経験から見つけた「強み・価値」を一つ選ぶ

たとえば接客経験なら、
- 相手の話を聞いて希望を整理できる
- 複数の選択肢から合うものを絞れる
- 難しい内容を相手に合わせて説明できる
- 状況を見ながら優先順位を判断できる
といった強みや価値が考えられます。
ここで大切なのは、すべてを一度に記事へ入れようとしないことです。
今回は、
「複数の選択肢から、その人に合うものを絞る」
という価値を選んだとします。
これが、読者の悩みへ翻訳する材料になります。
STEP2:その強み・価値を必要としている人を考える

次に、その力を必要としている人を考えます。
「選択肢を絞る力」が役立つのは、どんな人でしょうか。
たとえば、
「ブログを始めたいけれど、テーマ候補が多くて決められない人」
が考えられます。
ここで重要なのは、「ブログ初心者」のような大きなくくりだけで終わらせないことです。
同じ初心者でも、
「何を書けばいいか分からない人」
と、
「候補はあるけれど選べない人」
では困っていることが違います。
自分の強みを必要としている場面まで考えると、相手の姿が少しずつ具体的になります。
STEP3:その人の「どんな悩み」に役立つかを言葉にする

最後に、選んだ相手が抱えている悩みと、自分の強みをつなぎます。
今回の例なら、
自分の強み・価値
複数の選択肢から、その人に合うものを絞る
↓
その力を必要としている人
ブログテーマの候補がいくつもあって決められない初心者
↓
役立てる悩み
何を基準にテーマ候補を絞ればよいか分からない
となります。
最初は単なる「接客で身につけた選択肢を絞る力」でした。
しかし、相手と悩みまで考えることで、
「ブログテーマの候補が多くて決められない人が、自分に合う候補を絞るために役立つ経験」
へ変わりました。
これが、経験を読者の悩みへ翻訳するということです。
あなた自身の経験でも、
強み・価値 → 必要としている人 → その人の悩み
の順番で一つ書き出してみてください。
この時点では、まだ記事タイトルやSEOキーワードまで決める必要はありません。
まず「誰のどんな悩みに、自分の経験が役立つのか」が言葉になれば、このステップは完了です。
読者の悩みが見えたら、次は「記事ネタ」へ変える

「誰のどんな悩みに役立つか」まで整理できても、まだ実際に書く記事が決まったわけではありません。
同じ悩みでも、検索するときに使う言葉や知りたい内容によって、書く記事は変わります。
ここから先は、経験を読者の悩みへ翻訳する工程ではなく、その悩みを具体的な記事ネタへ変える工程です。
次の記事では、ここまでに見つけた読者の悩みから、実際に書ける記事ネタを見つける考え方を解説しています。
【➡ブログ記事ネタが見つからない人へ|読者の悩みから逆算する3ステップ】
まとめ:経験をブログ記事に変えるには「誰のどんな悩みに役立つか」を考えよう
経験をブログ記事につなげるときは、自分が経験したことだけを見るのではなく、その経験を必要としている人にも目を向けます。
そのために、
強み・価値 → 必要としている人 → その人の悩み
の順番で考えてみてください。
接客でお客様を見ながら提案を変えてきたように、自分の経験も相手によって役立て方が変わります。
「この経験は誰のどんな悩みに役立つか」まで言葉にできれば、この記事の工程は完了です。